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TEL. 022-253-6177

〒985-0812 宮城県宮城郡七ヶ浜町松ヶ浜字浜屋敷142-1

栽培漁業及び資源管理型漁業推進事業

T 栽培漁業種苗放流支援事業

目的

  アワビやヒラメの種苗放流とその後の適切な資源管理を実線することで、資源の維持・回復を図り、資源の
  持続的な利用を目的としています。

内容

  東日本大震災により、水産技術総合センター種苗生産施設(石巻市谷川浜)が被災全壊したため、新施設が完
  成するまで種苗の生産が不可能となっていました。しかし、宮城県が七ヶ浜町松ヶ浜に建設を進めていた新た
  な種苗生産施設が平成27年の秋頃に完成し、当協会の種苗生産業務を再開しました。

  宮城県が定めた「水産動物の種苗生産及び放流並びに水産動物の育成に関する基本計画」で栽培漁業対象種と
  して位置づけされた、アワビ、ヒラメについて、宮城県と連携して種苗の確保に努めるとともに、市町や漁業
  協同組合で組織する宮城県北部、中部、南部地区の栽培漁業関連団体と協議・調整を行い、種苗の配布・放流
  を実施して、資源の維持・回復を図ります。

実績


−アワビ−

     
                                       


−ヒラメ−

     
                                       

U 種苗放流効果調査事業

目的

  当協会の自主事業であるヒラメについて、宮城県の主要魚市場において、宮城県水産技術総合センターと連携
  して水揚物調査等によって、放流効果の検証を行います。

内容

  当協会へ報告される宮城県各魚市場におけるヒラメ水揚実績並びに宮城県水産技術総合センターの水揚統計情
  報、魚市場における魚体測定、放流魚の確認等の調査結果を基本として、宮城県におけるヒラメ等の放流効果
  について調査するとともに検証を行い、効果的放流技術開発を目指しています。

実績

  県内主要8港のヒラメ水揚げ状況を関係漁協支所等より報告を毎月いただき、取りまとめている。
  平成29年度の水揚量は1265.0tと前年の1057.0t(120%)に比較して増加している。販
  売単価は998円と前年度の1,263円より水揚量が増えたことにより、下回っている。

  ↑主要魚市場別ヒラメ水揚状況(R2.9月末現在)

        

V 普及・啓発事業

目的

  水産資源は、適切な漁獲量を維持することによって、将来にわたって持続的に利用していくことが可能な資
  源ですが、 過剰な漁獲努力量、環境悪化などにより、多くの魚種で資源水準の長期低迷や漁獲量が減少し
  ているので、資源の維持 及び回復、資源管理の強化が必要になっています。  

  このことから、積極的な資源管理手法としての栽培漁業を推進して、資源管理型漁業の普及・啓発に努め、
  水産物の安定提供を目指します。

内容

  ホームページの開設やパンフレットの作成配布、さらには、講演会等を開催等することで、広く県民に対し
  て、持続的に水産資源を利用していくための必要性や水産生物の棲息環境の維持・保全等、資源管理型漁業
  の重要性について普及・啓発を行うものです。

実績

  ホームページを開設(http://www.mgff.or.jp/)して、当協会のそれぞれの事業活動内容を報告しています。

    
 

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